NEWS

SUPER GT最終戦 2017AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT GRAND FINAL

2017年11月12日（日）、栃木県のツインリンクもてぎで、2017 AUTOBACS SUPER GT最終戦の決勝が行われ、GT500クラスでは予選でコースレコードをたたき出した、BBSユーザーチームのMOTUL AUTECH GT-Rがポール・トゥ・ウィンで優勝しました。

前日の予選では、Q1でBBSユーザーで、プレミアムピットツアーでもお世話になっているMOLAのS Road CRAFTSPORTS GT-Rがトップ 。2位にはMOTUL AUTECH GT-Rの2台が上位へ。そして決勝グリッドが決定されるQ2では、予選終了間際にMOTUL AUTECH GT-Rがコースレコードとなる1分36秒316でポールポジションを獲得。最終戦優勝とともに、シリーズチャンピオンにも望みを繋ぎます。

そして迎えた決勝当日。栃木県警の白バイとパトカーに続いて、今回デモ走行を行ったDTMのレースカー3台がパレードラップに華を添えます。しかし事件はこのパレードラップ後のフォーメーションラップ最後で起こります。フォーメーションラップの最終コーナー。これを立ちあがりいよいよレーススタートということころで、ポールポジションのMOTUL AUTECH GT-RとフロントローのWAKO’S 4CR LC500が接触。GT-Rは左リアを、LC500は右フロントにダメージを負ったのは明らかで、GT-Rからは煙まで出ており、1周目からピットインかと思われました。しかし両車ともトップ、2位のままピットに戻らずオープニングラップを周回。GT-Rからの煙も数周で消え、その後何もなかったかのように順調に周回を重ねていきます。対するWAKO’S 4CR LC500は接触の影響からか、ペースが上がらずトップとの差が付き始め、3位以降を引き連れる形となってしまいます。その間隙を縫って、同じくチャンピオン争いを演じているKeePer TOM’S LC500が2位へ浮上。このままの順位でもシリーズチャンピオンは決定という形になりました。
レース中盤からは順調にラップを重ねるMOTUL AUTECH GT-Rと、間をおいて2位のKeePer TOM’S LC500がポジションキープのまま淡々と進み、結局スタート前にアクシデントはあったものの、ポール・トゥ・ウィンでBBSユーザーのMOTUL AUTECH GT-R（松田次生選手/R・クインタレッリ選手）が最終戦で今季初優勝を飾りました。
シリーズチャンピオンもかかっていましたが、こちらは2位に入ったKeePer TOM’S LC500の平川亮選手/N・キャシディ選手がSUPER GT史上最も若いペアで獲得しました。