HISTORY OF LM
ホイールにとって極限状態の技術を磨く実験場である耐久レース。その代表格と言えるル・マン「Le Mans」の名を冠したアルミ鍛造2ピースホイールが「LM」です。ここではその「LM」の系譜を紐解いていきましょう。
- 1983
- ドイツBBSは鍛造ホイールを製造出来るパートナーを求め、日本の繊維機械メーカー・ワシマイヤーとの技術提携を行い、日本BBSを立ち上げました。
- 1984
-
日本BBSからアルミ鍛造3ピースホイール「RS」を発売。RSの名はポルシェやBMWのファンにはなじみのある、ドイツ語でレンシュポルト(英語:レーシングスポーツ)を連想させます。
1980年代にル・マン24時間レースを制覇したポルシェCカーの足元を支えていたのがBBSのクロススポークホイールでした。このレース場での経験が新しい市販ホイールの開発にフィードバックされていくのです。
- 1991
-
「RS」が3ピースホイールであったのに対し、インナーリム・アウターリム一体の1ピースリムとディスクを組み合わせ2ピースホイールに進化させた「RS-Ⅱ」が1991年に登場。これと並行し、センターカバーを廃したオープンタイプで、スポーツ性を高めた「RS-Ⅱ open」も登場。
- 1994
-
ル・マンから得られた技術を基に開発を続けてきたクロススポークホイールをついに市販化。ル・マン「Le Mans」の名を冠し「LM」と名付けられたそのホイールは、本物の鍛造技術に裏付けられたタイムレスなデザイン、機能美により、発売からほどなくして大ヒットなりました。
レーシングシーンから得られたノウハウを最大限に織り込み、虚飾を廃した本物のデザインは当時「リアルレーシングスタイル」のキャッチコピーでデビュー。一躍BBSの看板商品となり、そこから30年の間継続して本物を求めるお客様から支持を得ています。